医療・福祉をテーマにした探究の教材です。
日本のほとんどの市町村は、高齢化していますし、今後ますます高齢化は進行していきます。島根県や邑南町は、既に超高齢化社会なので、今チャレンジしておくと、未来の他の市町村のためにもつながります。
学校の統廃合でも扱いましたが、ここでもやはりお金の問題はつきまといます。
そんなこんなで、今回のラインナップはこちら!
- ラーニングデザイン:会話・グラフの読み取り
- ラーニングデザイン:新聞記事の読み取り
- ラーニングデザイン:話を聞き、メモを取るスタイル
- ラーニングデザイン:自分は何ができるかを考えるワーク
- ダウンロードコンテンツ:ワークシート(医療福祉)
ラーニングデザイン:会話・グラフの読み取り
AとBの二人の会話を読み取ることで、グラフの読み取りの視点や考え方を得てもらいたいと考えました。
グラフがぽんと出されて、どう読み取るかの読み取り方がわからないと、自分で調べた時に何を意味しているかが理解できないだろうと思います。
かくいう私も、グラフに書いてあることをただ単に記録するだけにとどまっていましたが、複数のグラフを重ねて考えることで見えてくる世界があることに気づきました。
「会話文」は、オープンワールドゲームでいうガイドのようなものです。
「何をしたらいいかわからなくなった時、人はコントローラーを投げる」という堀井雄二氏の言葉を参考に、何をしたらいいかわからないようにしないために、会話を用いて思考のプロセスを踏むことが大事です。
ラーニングデザイン:新聞記事の読み取り
新聞にどのような内容が書かれているかを正確に読み解き、情報を正しく整理する機会としています。また、探究のサイクルの一つである「現状分析」を正しく行う癖をつけてほしいと考えました。
今はインターネットで記事を検索することが多いですが、新聞記事を使うことで、文章を読む癖をつけてほしいと思いました。
新聞記事には偏りもありますが、政治的なものではない限り、現状把握に使うことがし易い内容でもあります。
ラーニングデザイン:話を聞き、メモを取るスタイル
情報を収集(人の話を聞き)し、大切な情報を取捨選択する力を身につけてもらいたいと思い、ワークを入れています。
ワークシートの右側では、外部講師が授業をするスタイルになっています。
スライドの内容はあまり書き込まず、メモを取ることが必須な条件にしました。
なぜか生徒がメモを取らない…
理由はわかりませんが、聞いたことの中で、面白いと思ったことはメモを取る癖をつけてほしいと思いました。メモを取る時間はかかりますが…
ラーニングデザイン:自分は何ができるかを考えるワーク
社会課題=ビジネスチャンスという視点という獲得と、社会課題に対する当事者意識の獲得をねらいとしています。
ちなみにこれは、他のワークシートでも必ず入れているワークです。
授業では、問いを立て、現状把握、課題を特定するというプロセスを踏んでいます。
これは探究の思考プロセスにほかなりません。
いざ自分たちで探究をするときには、「あ!あの時と同じステップを踏んでみたらいいんだ!、と思ってもらえたらサイコーだなと…
この授業の前に、「テクノロジー」を扱っているので、「前回、テクノロジーで似たようなことやったな」と思ってもらえれば儲けものでした。
前回の内容はこちらから。
ダウンロードコンテンツ:ワークシート(医療福祉)
ワークシートはこちらからダウンロード下さい。
ということで、おのおのぬかりなく。